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あしあと

    土割祭

    • [公開日:2023年7月12日]
    • ID:248

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     土割祭(つちわりさい)は、梅雨時の豪雨とは対照的に降雨を祈願する雨乞いの神事です。

     玉田神社の社伝によると、明和7年(1770)はまれにみる大干ばつの年で、5月28日から8月4日まで一滴の雨も降らず、大地は割れ、農作物はすべて枯死の状態となって、なすすべもありませんでした。しかも、全村に悪疫が流行し、住民は悲嘆の極に達していました。
     そのため、淀城主稲葉丹後守は悪疫除けと五穀豊穣を願って玉田神社と大藤神社に参詣されました。すると不思議にも城主祈願の7日目に大雨が降りました。待ち望んだ住民は喜び、作物はよみがえって悪疫も消えました。
     このとき以来、玉田神社では、7月10日を土割祭と称して、悪病退散と農作物の豊穣を願う湯神楽(ゆかぐら)の神事が続けられています。
     土割祭の神事は、午前10時に海の幸、山の幸を神前に供え、宮司は祝詞を奏上します。巫女は湯神楽(大釜に沸かした熱湯を笹の葉に浸し、勢いよく大地へ降り注ぐ)を奉納します。

     ※ 神事がおこなわれる日時は、年によって変わります。

     

    湯神楽を奉納する写真